社長通信(Never Ending Story) vol.124

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~数字が語る会社の健康~
早いもので、第153期も残りわずかとなりました。
11月の中旬には年次決算が確定する予定です。
会社にとって決算とは、
いわば年に1度の「健康診断」のようなものです。
外から元気そうに見えても、
血液検査や数値を見なければ
本当の状態は分かりません。
会社も同じで、
いくら理念や考え方を語っても、
その正しさを裏づけるのは数字だけです。
売上を体重にたとえて考えてみましょう。
軽すぎても重すぎても問題ですが、
体重だけでは
健康状態を判断することはできませんね。
大切なのは筋肉と脂肪のバランスです。
会社でいえば筋肉にあたるのが「粗利」であり、
その割合を示す粗利率は
「骨格筋率」のようなものです。
一方、販管費は必要不可欠ですが、
過剰に増えると動きを鈍らせる点で
「体脂肪」に似ています。
筋肉を鍛え、余分な脂肪を抑えることで
健康を保てるように、
会社もまた粗利率を高め、
同時に販管費を適正に管理してこそ、
永く健全に発展を続けることが可能になります。
つまり、会社の数字を見ることは、
会社の健康状態を診ることです。
私たちは毎月、全社と事業部、
そして各チームの月次決算を公開してきました。
そこに表れる数値は冷たく見えるかもしれませんが、
実際にはこれまでの努力を映してくれる鏡です。
鏡は嘘をつかないように、
数字も嘘をつきません。
結果をオープンにすることで、
全員が当事者として自らの成長を実感し、
また課題を受け止めることが可能になります。
もちろん、
健康診断の数値だけで
人生の豊かさは測れないように、
決算結果だけで会社の価値が
決まるわけではありません。
しかし、
理念や志が本物であることを証明してくれるのは、
やはり結果しかないのです。
「私たちが正しい考え方で働いているからこそ、
この数字につながっている。」
そう胸を張って言えることは、
家族やお客様、
そして取引先に大きな信頼と安心を
もたらすのではないでしょうか。
翼が2枚そろってはじめて
鳥は空を飛べるように、
理念と数字がそろってはじめて
会社も未来へ羽ばたけます。
さて、皆さんのチームの
今期の「健康診断」の結果はどうでしたか?
現実を見つめる勇気を持つ者にだけ、
次の1歩が拓かれます。
まずはこの期末のタイミングで
チームの現状を確認し、皆で話し合うこと。
それこそが来期へ向けた第1歩です。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
二度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を思い浮かべていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!
To be continued…