社長通信(Never Ending Story) vol.117

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~咲顔のために背負うべきもの~

今日は少しだけ
「社長の覚悟」について話してみましょう。
私はいわゆるオーナー経営者です。
自らの意思に基づいて判断を下し、
結果に対して全責任を負う立場にあります。
だから、仮にうまくいかなかったとしても
誰のせいにもできません。
同時に、誰かにクビを宣告されることもなく、
見方を変えればどこまででも
自分に甘くなれてしまう。

そこで私は、
社長に就任する際に
自分に1つのルールを課しました。
それがCOMPASS にもある
「3期連続で赤字決算となったら引責辞任。
退職金なし」というものです。
これは単なるパフォーマンスでも、
どこかの会社のパクリでもありません。
私の経営者としてのけじめです。

例えば、
会社のお金について私は
「未来からの預かりもの」だと考えています。
「社長=会社のお金を好きに使える人」と
思う方もいるかもしれませんが、
実態はその逆。
一般に会社が融資を受ける際、
銀行からは社長に個人保証が求められます。
つまり、万が一にも会社に何かがあれば、
個人の財産や住まいを失うどころか、
社会的に死ぬリスクを負って
借り入れをしているということです。
会社の経営と個人の人生が
一体不可分になっている。
会社と運命共同体。
それがオーナー経営者です。

経営とは、
不確実な未来に向けて
意思決定することの連続です。
新規出店も、人の採用も、
今回のリブランディングも、
賞与の支給や昇給の決定も、
すべてにリスクが伴います。
しかし、
誰かがそれを背負わなければ
会社は前へ進めません。
もしかしたらこの先、
厳しい判断や無理なお願いを
する時が来るかもしれませんが、
それも思いつきや好き嫌いで
適当に決めているわけではないことは、
知っておいてほしい。

すべての判断の裏には理由があります。
なにも同情してほしくて
こんな話をしているわけではありません。
ただ、これまで何を背負い、
どんな思いで経営をしてきたか、
それを少しでも想像してもらえたら十分です。

桶庄のミッションは
世の中に咲顔の花を広げていくこと。
加えて「もっと誇りを持てる会社にしたい」
「家族に胸を張って語れる職場にしたい」
「歴史をつないでくれた先人たちを裏切りたくない」
「一度きりの人生を託してくれた
皆さんの期待に応えたい」…
これは経営者としての私の矜持です。
そのためには、
やはり皆さんの理解と協力が何よりも必要です。
これからも一緒に、
未来に誇れる会社をつくっていきましょう。
そして、その過程で
COMPASSの示す方角に皆のベクトルが揃って、
経営を支えてもらえたら嬉しく思います。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!

To be continued…