社長通信(Never Ending Story) vol.112

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~差し伸べる手に宿るもの~
先週5月29日(木)、
第15回を迎えた
「愛と感動のバス旅行」が開催されました。
準備から当日の運営、
片付けに直接関わってくれた参加メンバーと、
店舗の留守を守ってくれた各店のみなさんに、
改めて感謝します。
ご協力ありがとうございました。
随所に「桶庄と関わってきた時間」の
積み重ねが感じられ、
参加メンバーひとりひとりに
それぞれムネアツな瞬間が生まれたようです。
中でも、私の心に深く残った光景があります。
それは最後の目的地・西明寺での出来事です。
山頂の本堂へと続く長い石段を、
高齢のお客様が足元もおぼつかない様子で
登ろうとしていた時のこと。
近くにいた社員が、
自然な所作でそっと手を差し伸べ、
お客様と一緒に
ゆっくりと登っていく姿がありました。
誰かに指示されたわけでもない。
誰かに評価されるような場面でもない。
ただ、目の前で困っている人に対して、
当たり前のように手を差し伸べる。
それは、マニュアルでは教えられない行為であり、
理念を掲げるだけでは決して生まれない、
その人の「心のあり方」そのものです。
私たちは日頃から、
天国と地獄のうどんの話や、
「理念」や「価値観」という言葉を用いながら、
会社として大切にしたいものの共有に努めています。
しかし、
それらが本当に
ひとりひとりの中に根づいているかは、
「行動」によってしか確かめられません。
あの場面はまさにその証でした。
私が感動したのは、
単に親切な行動がなされたからではなく、
その行為がとても自然だったからです。
そこには打算も見返りもなく、
人間が本来持っている心の美しさが
現れていたように思います。
売上や利益は、
もちろん会社にとって欠かせないものです。
しかし、仕事の本質は常に
「誰かを喜ばせること」や
「困っている人のお役に立つこと」の
延長線上にあります。
この原点を見失わなければ、
たとえ時代がどう変わろうとも、
私たち桶庄は社会から
必要とされる存在であり続けると、
私は確信しています。
ほんの一瞬の「気づき」と「行動」が、
誰かの支えになるということ。
「愛と感動のバス旅行」は、
お客様へ日頃の感謝を
お届けする場であると同時に、
私たちが「どこを目指して働いているのか」を
見つめ直す貴重な時間でもありました。
あの日の光景に、
桶庄が目指す仕事の本質を
教えてもらった気がします。
本当にありがとう。
そして、
これからも広く社会に優しさの波紋を
広げていきましょう。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!
To be continued…