社長通信(Never Ending Story) vol.130
みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~師走こそ心の深呼吸~
早いもので今日から12月、
令和7年も最終月となりました。
日が暮れるのもすっかり早くなり、
寒さも相まってでしょうか。
道ゆく人たちもどこか急ぎ足に見えます。
古来は師走とも呼ばれ、
何かと気忙しい時期とされています。
私たちも都市ガス関係の部署を中心に
繁忙期に入っています。
また、お世話になった方への
年末挨拶の時期でもあります。
各店の手配りカレンダーの準備は
バッチリでしょうか?
年末に限らず、
私たちは「やらなければいけないこと」
「終わらせたいこと」など、
いつも時間に追われています。
ただし、あまりにそれが続くと、
いつしか心の余裕まで失ってしまうもの。
現代社会では「効率」が
絶対的正義のように扱われ、
誰もがいかに無駄を省き、
予定を詰め込み、
スキマ時間を埋めていくかに
夢中になっています。
確かに仕事においては
一部必要な考え方かもしれません。
しかし、
効率が人生そのものの
目的になってしまうと、
一体どうなるでしょうか。
人が本来持つべき心の豊かさは失われ、
人間らしい生き方から
どんどん離れていってしまうように思います。
効率は手段であって、
目的ではありません。
考えてみれば、
人が幸せを感じる瞬間の多くは、
効率の外にあります。
無心にペットの背中を撫でてあげる時間。
温かいお茶を飲みながら
家族とぼんやり過ごす時間。
久しぶりにあった旧友と
昔話に花を咲かせる時間。
こうした一見すると非効率な時間こそが、
人を人らしくしてくれる時間です。

こういった余白は、
まるで心に光と風を届けてくれる窓のようです。
「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」
と忙しさが続くと、
私たちの心はどんどん
「いまここ」から離れていきます。
いま目の前にいる人よりも
次の予定が気になるし、
いま手を付けている仕事よりも
明日の用事に心を奪われてしまう。
そんなことが続けば、
やがて仕事の手応えも、人間関係も、
自分自身の存在意義も
薄らいでしまうのではないでしょうか。
「慌ただしい」は心が荒れると書き、
「忙しい」は心を亡くすと書きます。
あっという間に
1日が終わっていくような時期だからこそ、
あえて効率の外に立つ時間を
意識して作ってみましょう。
人生とは「いまここ」の連続です。
だから「いまここ」に
フォーカスして生きることは、
丁寧に生きることと言えます。
朝礼でマンダラートや
決意表明を静かに読み返すほんの5分間も、
そんな心の深呼吸の時間になっていれば
嬉しいです。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!
To be continued…