社長通信(Never Ending Story) vol.97

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~挑戦は成長のもと~

皆さんは子供の頃に親から
「勉強しなさい!」
と言われたことがありますか?
言われたことがある人は
どんな気持ちになったか思い出してみましょう。
…どうでしょうか?
「なんだかやる気がわいてきた!勉強頑張るぞ!」
なんて思った人はいないのではないでしょうか。
少なくとも私はそうでした。

細かい指示や命令をしたり、
また監視をしたりするということは、
相手を信頼していない証です。
「細かく言わないとやらないだろう」
「どうせ見ていないとサボるだろう」
と思っているということです。
無関心や放置は良くないと思いますが、
(特に幼少期における)過度な命令や介入は
モチベーションを下げ、
健全な人間的成長を損なうのではないか…
と私は考えています。
指示命令をし続けると
相手は自分の頭で考えなくなりますから、
ロボットや動物に近づいていくということです。

ロボットや動物には持ち得ない特質、
つまり人間にしか持ち得ない特性を
人間性といいます。
人は人間性を発揮しながら生きることで、
毎日をイキイキと
人間らしく生きていくことができます。
例えば、やりたいことをやっている時に
人はイキイキしますよね。
甲子園を目指して
全力でプレーする高校球児の姿は、
眩しいくらいに輝いて見えます。
私の目には命が喜んでいるように映ります。

人には本来、
自ら「こうなりたい」
「こうありたい」
「こう生きたい」
と考える力が備わっていますから、
相手を活かしたいなら、
まずはその主体性を信じて尊重することです。
人は自分で望んだことならば喜んで努力します。
また、その過程でうまく行かないことがあれば、
悔しさを知ることができます。
そして、誰から言われなくてもその失敗を振り返り、
何かを学んで成長していくでしょう。

また類は友を呼びますから、
似たような波長の人たちの中で揉まれ、
また切磋琢磨する中で、
自然と社会性も身に付いていくはずです。
逆に望まないことを強制させて
結果が失敗に終わると、
きっと言い訳するようになのではないでしょうか。
自らを振り返ることもありませんから、
そこには人間的成長もなく、
後に残るのは「どうせ何をやってもダメ」
「怒られたらどうしよう」といった
嫌な記憶かもしれません。

ただし、主体性を尊重することは大切ですが、
主体性と自分勝手は違うということは
弁えておく必要があります。
その判断軸となるのは、
道徳や哲学、人間としての正しい考え方ですから、
これらの勉強だけは年齢や立場を問わず、
ずっと続けていく必要があると私は考えています。
皆さんはどう思いますか?

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。

To be continued…