社長通信(Never Ending Story) vol.102

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~迫りくる未来の危機~
  …人口減少という現実…

「2020年、女性の過半数が50歳以上となり、
出産可能な女性数が大きく減りはじめる」

「2033年、空き家が2167万戸を数え、
3戸に1戸は人が住まなくなる」

「2040年、団塊ジュニア世代が
すべて65歳以上となり、
大量退職で後継者不足が深刻化する…」

今日はシリーズ累計で100万部を超える
ベストセラーとなっている
『未来の年表 業界大変化』
(河合雅司著、講談社現代新書)から見えてくる、
私たちの未来についてご紹介したいと思います。

冒頭の文章も本書からの抜粋になります。
日本は今、
人類史上でも類のない人口減少という
大きな課題に直面しています。
これは単に人口が減るというだけでなく、
私たちの社会、経済、そして働き方に至るまで
根底から覆す可能性を秘めた
非常に深刻な問題です。

この本では、製造業、サービス業、
小売業、建設業といった、
私たちの生活に密接に関わる様々な業界が、
人口減少によってどのような影響を
受けるのかを詳細に分析しています。
例えば、製造業では、
若手労働者の減少と高齢化によって、
技術継承が困難になります。
サービス業では、介護、医療、
運輸といった分野で人手不足が起こり、
サービス品質の低下や、
提供そのものが難しくなるかもしれません。

小売業では、消費者の減少に伴い、
売上低下、店舗閉鎖、
事業縮小といった事態が予想されます。
そして、私たちの業界である建設業では、
労働力不足と公共事業の減少が重なり、
倒産廃業する会社が
どんどん出てくると予想されています。

ある試算では、
新卒を1名でも採用できる
中小企業は20社に1社という
統計データもあるそうですが、
私も日々の採用活動のなかでそれを実感しています。
私たちはこの変化にどのように
対応していけば良いのでしょうか。
本書では、
「戦略的に縮む」成長モデルを提唱しています。

これまでのような拡大成長路線を目指すのではなく、
特定の分野に経営資源を集中し、
生き残りを図るという考え方です。
また、AIやロボットといった
技術革新をうまく活用し、
女性やシルバー人材がよりいっそう活躍できる場を
社会全体で整備していく必要もあるでしょう。
人口減少は私たちにとって
大きな試練であることは間違いありません。
しかし、変化を恐れず、また過去に縛られず、
試行錯誤の中で柔軟に対応していくことで、
未来を変えていくことができるはずです。

そのためにも、
まずは私たち一人ひとりが
現状を正しく理解することが
出発点だと思いますが、いかがでしょうか。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。

To be continued…