社長通信(Never Ending Story) vol.103

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~知覧特攻平和会館~
先月、新入社員と内定者といっしょに
鹿児島県南九州市にある
知覧特攻平和会館へ研修に行ってきました。
ここは大東亜戦争末期に尊い命を犠牲にされた
特攻隊員1036名の遺影や遺書などが
展示されている施設です。
私が初めて知覧を訪れたのは
30歳を少し過ぎた頃だったと思います。
一方で、特攻隊員の平均年齢は
20歳前後と非常に若く、
いまの新社会人とほとんど変わりません。
以来、「日本人として同じくらいの年齢の頃に
一度は訪れておくべきだ」と感じ、
6~7年ほど前から継続しています。
「お父さま、お母さま、
今まで育てていただきありがとうございました。
なんの親孝行も出来ないまま
先立つ不幸をお許しください。」
「弟や妹の成長を見守ることが
できないのが残念です。
お兄ちゃんの分までしっかり勉強して
親孝行してください。」
「いつか家族みんなが幸せに暮らせる日が
来ることを信じています。」
展示されている遺書を読むと、
それぞれの人生が具体的に見えてきます。
家族への感謝、平和への願い、未来への希望など、
私たちと変わらない
1人の人間であることが伝わってきます。
いまの日本の繁栄と平和は、
彼らの尊い犠牲の上にあることを
決して忘れてはなりません。
この歴史を語り継ぐと同時に、
そして今度は今を生きる私たちに、
この平和と繁栄を護っていく責任があることも
自覚しなければいけません。
職業はもちろん、
今日の食事も自由に選べない中で、
彼らは与えられた生を精一杯に生き、
日本の未来のためにたった
1つしかない命を捧げました。
彼らが生きたかった未来を、
いま私たちは生きています。
当時とは違って、
仕事も食事も自分の意志で
自由に選ぶことができます。
与えられた命を大切にすると同時に、
自分が選んだ道を精一杯に生きていくことが
大切なのではないでしょうか。
また彼らは、恵まれない環境にあっても、
家族や周囲の人たちへの感謝を忘れませんでした。
ありがとうは「有り難う」です。
私たちも、いまのこの現実が
当たり前ではないことを折に触れて思い返し、
ご先祖さまや家族、
日々支えてくれている周りの人たちへの
感謝を忘れずに生きていきましょう。
知覧特攻平和会館は、
いまを生きる私たちに
さまざまなことを考えさせていただける場所です。
まだ訪れたことがない方はぜひ一度、
訪れてみてください。
「彼らが命がけで護ってくださったこの未来を、
この命を、どう生きるべきか」
私たちには生涯を通じて
考え生きていく責任があると思いますが、
皆さんいかがでしょうか。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
To be continued…