社長通信(Never Ending Story) vol.95
新年あけまして
おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2025年、最初の社長通信をお届け♪
~海はどこにある?~
みなさん明けましておめでとうございます。
昨年は公私問わず本当にいろんな事がありましたが、
ありがたいことにこうしてまた
新しい年を迎えることができました。
いつもながら、
皆さんのご理解とご協力に感謝いたします。
本年もよろしくお願いいたします。
年頭にあたって、
改めて「ありがとう」という言葉について
考えてみたいと思います。
「ありがとう」は漢字では
「有り難う」と書きます。
辞書を引いてみると
「めったにないこと」
「まれなこと」という意味が出てきます。
更に調べてみると、
もともとは『法句経(ほっくきょう)』という
お経の中に出てくる仏教用語が語源だそうです。
原文では
「ひとの生をうくるはかたく、
死すべきものの、生命あるもありがたし」
現代語にすると
「人として生を得るというのは稀有なことであり、
やがて死すべき存在が
今こうして生きているのは奇跡である」
というような意味でしょう。
今日こうしてみんなが揃って
新しい一年のスタートを切ることができるのも、
決して当たり前ではなく、
有り難いことなんですね。
毎日をこのような気持ちで過ごせたなら
きっと素敵でしょう。
しかし、生きていく中では
日々のあらゆることが当たり前になっていきます。
例えば、
毎日三食を食べられるのが当たり前になっています。
ともすると美味しくないと文句を言ってみたり、
欲張って結局残してしまったり。
私もそんな一人です。
他にも、仕事があって当たり前。
健康でいることも当たり前。
家族や友人がいるのも当たり前だし、
毎朝目が覚めるのも当たり前。
でも本当にそうでしょうか?
人生には様々な節目があります。
一年にも二十四節気などの節目があります。
同様に一日の中でも節目があります。
世の中が変わって、
いろいろなものが便利になって、
季節や時刻の移ろいを感じる機会は
少なくなりました。
先人たちがどのような思いで
節目を作った(見つけた?)のかはわかりませんが、
このような節目を意識して、
原点に立ち返る時間にすることは
意味があるのではないでしょうか。
小さい頃、魚が海を探す旅に出る…
という寓話を読んだことがあります。
小さな体で一生懸命に探し回るのですが、
どこにも海は見つかりません。
ボロボロになるまで探し回って、
最期の最期で気づくのです。
自分がずっと海の中にいたことに。
幸せも似たようなものかもしれません。
私たちは魚ではなく人間ですから
もっと早く気づきたいものです。
この令和7年が
みなさんにとって幸せな年でありますように。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1年の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
To be continued…