社長通信(Never Ending Story) vol.67
みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~衆知を集める~
3人寄れば文殊の知恵という言葉があります。
文殊とは文殊菩薩のことで、
知恵を司る仏様のことです。
1人の人間の知恵には自ずから限界があるものです。
また思い込みや偏りもあるのが人間でしょう。
だから、それぞれの立場や価値観、
性別や年齢などが異なれば、
同じ1つの現実に対しても
見え方もまた違ってくるものです。
私たちの右目と左目は、
付いている場所が少しだけ違いますね。
このわずかな違いがあるからこそ、
物を立体視することができます。
さまざまな視点を持った人が集まって
知恵を出しながら物事を進めていけば、
1人の人間の限界を超えて、
文殊菩薩の域にまで近づけるかもしれません。
会社の中を見渡せば、
衆知を集める機会は案外あるものです。
代表的なものは
チームや事業部で行われる定例会議ですね。
例えば、皆さんの所属チームのミーティングは
どのようなものですか?
そもそも定期的に会議やミーティングは
開催されているでしょうか?
もし仮に決定事項や連絡事項が
通達されるだけなら、
それは会議とは呼べないのかも知れません。
年間の目標達成に向けて、
それぞれが活発に意見交換をしながら
PDCAを進められているでしょうか?
同様に、
プロジェクトのミーティングはどうでしょうか?
進行役は全員の意見を引き出すような
進行ができているでしょうか?
このような場では年次や職位が高い人が
最初に発言してしまうと、
事実上それで決まりのような
雰囲気になってしまいます。
進行役は、
ファシリテーター(場を活性化する人、
発言を助長する人)です。
「〇〇さんはどう思う?」と話を振るなど、
控えめな人から順に発言できるように
全体の流れをデザインできるといいですね。
また、出てきた意見を否定しないで
受け止めることも大切な役割です。
進行役が否定的になってしてしまうと
誰も発言できなくなります。
「参画とは参加することではない、
発言することである」といいます。
チームや会社全体に関心を持ち、
自分事として発言できる人が多いほど、
そのチームや会社は活きている
と言えるでしょう。
全体会議や社内レク、
社員旅行といった会社行事は、
「私たち」のイメージを共有するための
大切な機会でもあります。
未来は自ら創るもの。
みなで私たちの明日の咲顔に思いを寄せて、
より良い未来を築いていきましょう。
今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。
To be continued…