社長通信(Never Ending Story) vol.13

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
本日も【社長通信】をお届け♪

もう、そんな季節ですね☆

~サンタさんありがとう~

クリスマスが今年もやってくる。
ということで私も子どもの頃は
「いい子にしてなかったけど
今年はサンタさん来てくれるかな?」
と不安になったり
「靴下小さいかな?」
と心配して両親に相談してみたり
「今年こそサンタさんにお礼を言うぞ!」
と弟と一緒に頑張ってみたものの
結局は寝てしまったり…
たくさんの幸せな思い出があります。

いつしかサンタさんは来てくれなくなり、
結局お礼は言えず終いでした。
みなさんは何歳まで
サンタさんを信じていましたか?
サンタさんの存在を
長く信じていた人ほど、
その後の人生の幸福感が
高いという調査結果があるそうです。
つまり「サンタなんていないよ」
と冷めているより
「サンタさんはきっといる」
と長く信じている子供の方が、
その後も幸せだということです。
大人だって同じでしょう。
大切なことは目に見えません。

さて、
桶庄には
ミッションやビジョンがありますが、
それらがなくとも
別に経営はできるかもしれません。
では、
何のために必要なのでしょうか?
単なる綺麗事なのでしょうか?
サンタさんがやっていることを
具体的に考えてみましょう。

みんなが寝ている間に、
煙突から入って枕元にプレゼントを置き、
また煙突から出ていって、
次の家に行ってまた煙突から入る。
その繰り返しです。
時には寒波が襲ってきたり、
吹雪の夜もあるでしょう。
暖冬の時は雨かもしれません。
そんな日にも、
プレゼントを1件1件届けて廻るのは結構、
大変な仕事です。
ここで、
使命感・ミッションのある
サンタクロースのチームと、
ミッションのない
サンタクロースのグループを
考えてみます。

使命感・ミッションがない
サンタさんにとってこの仕事は、
日々の糧を得るためだけに
仕方なくやることですから、
「こんな寒い日に
配達しなければならないなら、
割増の手当てをもらわないと
やってられないよ」
とか
「吹雪いているから、
今夜でなくても、
明日の午前中の再配達でいいや」
と思うかもしれません。

そもそも
サンタクロースの
使命感・ミッションとは何でしょうか?
ミッションがあるチームは、
自分たちの使命を
「世界中の子供たちに笑顔を届けること」
と定義しています。
「子供たちに笑顔を届けよう!」
と本気で思っているサンタさんは、
「子供たちの喜ぶ顔が見たいから、
何としても 
夜が明ける前に、
プレゼントを届けよう」
とか
「綺麗な包装紙が雪で濡れないように、
注意しよう」
と必死になって頑張るでしょう。

ミッションの有無は、
プレゼントを届けた後、
つまり「仕事の後」にも影響します。
プレゼントを届けた後の
両チームの雑談が聞こえてきました。

ミッションのあるチームでは、
「子供たちは喜んでいるだろうか?
明日また様子を見に行ってみよう」
「来年はもっと多くの家を
廻れるように早めに準備しよう」
こんな会話が交わされています。
疲れてはいますが心地よい疲れです。

一方、
ミッションのないグループでは、
「疲れた疲れた。
今年はとんでもない天気だったな」
「一晩に100軒も廻れなんて
人使いが荒いよな」
このように愚痴が多くなり、
そういう仕事の仕方をしていると
ますます嫌になってしまいます。
仕事を続けるのに
我慢が必要になります。
やっていることは同じでも
気持ちは大きく違います。
また、
お子さんや家族の喜び方も異なるでしょう。
その違いは、
きっと年々大きくなるはずです。
使命感やミッションは、
仕事の価値やエネルギーを
私たちに与えてくれます。

それにしても
サンタさんは枕元にプレゼントを置く時、
いったいどんな気持ちなんでしょう?
かわいい寝顔は見たいものの、
電気をつけるわけにもいかないし、
長居するわけにもいきません。
プレゼントを楽しみにしている
子どもを眼の前に、
こっそり忍び込んで、
喜ぶ顔も見られないまま、
気づかれないように出ていく…。
私ならきっと
頬が緩みっぱなしでしょう。
想像しただけで目頭が熱くなるのは
私だけではないはずです。

「与えるものが、受けとるもの」とは、
サンタさんが教えてくれた
人生最幸の贈り物です。

今週も幸せの種を蒔きましょう。
皆さんにも幸せなクリスマスが
訪れますように。

To be continued…