社長通信(Never Ending Story) vol.76
みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~責任~
「自民党の笹川博義衆院議員は7日、
同党派閥の裏金事件に関連して
岸田文雄首相(党総裁)の責任に言及した。
前橋市で開かれた党群馬県連の会合で
『組織のトップに
けじめをつけてもらわなければならない。
これがないと自民党再生の
第一歩にならない』と述べた。」
(時事通信2024年7月7日)
これは要するに
「責任を取って辞任せよ」ということでしょう。
えらくごもっともな意見に聞こえますが、
岸田氏を自民党総裁に選んだ人には
責任がないのでしょうか?
選出したのは
自民党の所属議員や党員・党友ですから、
笹川氏にもその任命責任の一端はあるはずです。
自覚はないのでしょうか。
そもそも、辞任することは
責任を取ることなのでしょうか。
見方によっては途中で放り投げて
責任から逃げることとも言えます。
余談ですが2012年に笹川氏の運動員が
公職選挙法違反で書類送検されています。責任は?
「公正取引委員会は5日、
トヨタ自動車の子会社が製品製造に使う金型などを
取引先に無償で保管させたなどとして、
下請代金支払遅延等防止法(下請法)に基づき
再発防止を勧告した。」
(ブルームバーグ2024年7月5日)
トヨタ自動車では、
エンジンの認証や下請法違反など、
グループ内での不祥事が相次いでいます。
創業家出身の豊田章男氏が社長を退任してから、
急にいろいろな問題が表に出てきたな…
と感じているのは私だけではないでしょう。
謎の力が働いていたのでしょうか?
章男氏が社長時代には、
既に事実としての不祥事は
発生していたはずですが、
それを受けて社内外の対応をしているのは、
現社長の佐藤恒治氏です。
この場合、責任の所在は何処にあるのでしょうか?
問題発生時に経営者であった歴代社長でしょうか?
社長に報告や指摘ができなかった
幹部や役員でしょうか?
実際に不正行為を行っていた現場の従業員には
まったく非がないのでしょうか?
また、報道してこなかったマスコミの責任は
どうなのでしょうか?
誰もが他人事のように責任と言います。
一部の人に押し付けて
自分は無関係とでも言いたいのでしょう。
他人を責めることは楽です。
真に責任を果たすとは、
非難の中にありながらも信念を貫き、
自らの影響の輪に集中して、
できる範囲から現実を良い方向へ
変えていくことだと思います。
皆さんはどう考えますか?
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
To be continued…