社長通信(Never Ending Story) vol.86

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~素直な心になりましょう~

私たちは7つの習慣を勉強する中で、
パラダイムという言葉と出会いました。
復習しましょう。
パラダイムとは、
私たちが世界を理解する際に無意識に働く
物の見方や考え方のことでした。
いわば人生経験を通じて作り上げてきた
眼鏡のようなものです。
歪んだ眼鏡で物を見れば、
真っ直ぐな棒でも曲がって見えるでしょう。
また、赤色の眼鏡を通して世界を見れば、
真っ白な紙でも赤く見えるはずです。

私たちの物の見方(SEE)は、
私たちの行動(DO)を決め、
それによって得られる結果(GET)は決まってきます。
これをSEE‐DO‐GETサイクルといいましたね。
仮に小さな変化を得たければ、
行動(DO)を変えればいいわけです。
しかし、大きな変化を望むのならば、
私たちは物の見方(SEE)から
変えていかなければいけません。
そして、私たち人間は眼鏡、
つまりパラダイムを自分の意志で
自由に選択することができます。

日本を代表する経営者の1人に
松下幸之助という方がいます。
ご存知の通り、
松下電器産業(現在のパナソニックHD)の
創業者です。
令和6年3月決算によれば、
パナソニックHDの売上高は8兆5000億円に迫り、
営業利益は3600億円を超えています。
今では日本を代表する
グローバル企業となっていますが、
その創業は大正6年(1917年)。
幸之助さんと奥さんとその弟の3人が、
借家で電球用ソケットの
製造販売を始めたことが起源です。

実は幸之助さん、
小学校も満足に卒業していません。
最終学歴は小学校中退です。
そんな幸之助さんが、
終生大切にした言葉があります。
それは「素直な心」です。
「素直な心になりましょう。
素直な心はあなたを強く正しく聡明にします。」
毎月皆さんのご自宅に届いている月刊誌PHPにも、
毎号必ずこの言葉が書かれていますね。
知っていましたか?

素直な心で物を見ると、
物事の実相や本当の姿が見えてきます(SEE)。
それを踏まえて、何をなすべきかも、
また、何をなさざるべきかも自然と見えてきます。
なすべきを行い、なすべからざるを行わない。
一貫してこういう行動(DO)ができれば、
望まずとも相応の結果が自然についてきます(GET)。

私たち人間は、年齢を重ね、経験を積み、
また地位や役職を得るごとに、
いつの間にか素直さを
失ってしまうものではないでしょうか。
一方で私たちは主体的な存在です。
だから、世界を除く際の眼鏡を自分の意志で
選択することもできるのです。

10月は年度初めです。
改めて、素直な心になりましょう。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?

To be continued…