社長通信(Never Ending Story) vol.24

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
本日も【社長通信】をお届け♪

~神棚~

「倒産した会社の85%には〇〇がない」
ある信用調査会社の調査によると、
倒産企業にはとても興味深い
共通点があるそうです。
なんだと思いますか?
正解は「神棚」です。
(引用元『なぜ儲かる会社には神棚があるのか』窪寺伸浩著)

日本は世界でも飛び抜けて
長寿企業が多い国です。
日経BPコンサルティングの調査によると、
世界には創業100年以上の会社が約8万社あり、
その4割以上、
実に3万3千社が日本の会社です。
さらに創業200年以上の会社に絞ると、
世界でたった2000社ほどしか存在しません。
なんとそのうちの1350社が日本の会社です。
世界中の200年企業の65%は、
日本に存在することになります。
(引用元 https://consult.nikkeibp.co.jp/shunenjigyo-labo/survey_data/I1-03/)

私たち桶庄も本社をはじめ、
各店には神棚があると思います。
日本国内で100年以上続く会社には、
ほぼ間違いなく神棚があるでしょう。
世界中で圧倒的に長寿企業が多い国が日本であり、
そのほぼすべてには神棚があるわけですから、
「神棚にはものすごい力がある!」
といっていいのかもしれません。
ところで、
神棚には何がお祀りしてあるか知っていますか?
一般的には、お伊勢さんと、
お稲荷さんと、そして地元の氏神様、
それぞれの御札が3点セットで
お祀りされることが多いようです。
会社によっては、定期的に掃除したり、
お榊を交換したり、
またお供物をしたりもするでしょう。
そして、その度にきっと
手を合わせているのではないでしょうか。
そこに神様がいらっしゃると思うと、
なぜだか自然に手が合わさりますし、
心の中で祈ったり、
また願ったりする人がほとんどでしょう。
私はこの「祈る」や「願う」という行為が
実はとても大切なのではと考えています。

「苦しい時の神頼み」という言葉があります。
自分の都合のいい時にだけ、
急に普段は興味も関心もなかった神様に
お願いごとをする…というような意味ですね。
往々にして自分勝手で一方的な願い事
(というか単なるワガママ)は、
叶うことはありません。
裏を返せばそういう人は
普段は祈ることをしない人と言えます。
では世界でも他に類を見ない、
100年200年と続く
日本の老舗企業の経営者たちは、
いったい神様に何を祈ってきたのでしょうか?

これはやってみると
きっと誰でも同じだと思いますが、
毎日「自社の繁盛だけ」を祈り続けるのは
結構、心苦しいものです。
神様はすべてをお見通しですから、
そんな利己的で強欲な人に
味方してくれることもないでしょう。
いい加減な仕事ぶりや、
心の中で思う自分勝手な部分も、
神様はすべてお見通しです。
だから毎日手を合わせていると自然と
「常に神様に見られている」から始まって
「いつも神様が見守っていてくださる」と
感じるようになるはずです。
そうなると
「儲かりますように」から
「神様いつもありがとうございます。
今日もみんなが穏やかで健やかで
笑顔で幸せでありますように。
そして神様も幸せでありますように。
どうか見守ってくださいね」
という願いになっていきます。

またその言動も、
いつ誰から見られても恥じることがない
誠実なものなっていくのではないでしょうか。
結果として、人の道を踏み外すこともなく、
また全うな仕事に繋がって、
自然と会社は愛され、長く続くように思います。

神棚があると、
毎日身近に神様を感じることができます。
身近に神様を感じられると、
心の中を利己心や
私利私欲に曇らされることがないよう、
いつも綺麗な心で生きようと
意識するようになります。
自分の心の声を誰よりもたくさん耳にしているのは、
他ならぬ自分自身です。
良きことを思い、良きことをなせば、
望まずとも自然と良い結果が生まれる。
長寿企業と神棚の関係は
そのことを証明してくれているように思いますが、
みなさんいかがでしょうか。

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。

To be continued…