社長通信(Never Ending Story) vol.159
みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~「私」の先にあるもの~
ここまでの流れを振り返っておきましょう。
前回は過去から未来へと続く縦の軸と、
この時代をともに生きる人との横の軸、
その交点に「私」という存在は浮かび上がってくる。
そして、人生で大切にすべきことも
足もとから自然に見えてくるのではないか…
というお話でした。
人は一人では生きていけません。
無数のご縁に導かれて今の私は存在しています。
では、このことを理解して生きると
何が変わってくるのでしょうか。
「私はこうしたい」「私はこう思う」
「私は納得できない」。
人は幼い頃、「私」を中心に世界を眺めます。
自分が欲しい、自分が嫌だ、自分が楽しい…。
しかし、成長するにつれて
自分以外の人にも同じように
感情や価値観があることを知り、
同時に自分の言動が
周囲に影響を与えることを学びます。

つまり、「私がどうしたいか」に加え、
「それは私たちにとって望ましいか」
も考えられるようになっていきます。
今日の自分の都合だけでなく、
この判断が仲間やお客さま、
会社の未来に何をもたらすのかまで
想像できるようになっていきます。
視野に他者が入ってくる。
それはつまり人を「慮る」ということです。
自分を周囲から切り離された一点として見れば、
判断の主語は「私」だけに閉じてしまうでしょう。
しかし、自分が多くのご縁に導かれた
交点に立っていると気づけば、
自分の言動を自分一人だけの問題として
考えることは難しくなります。
主体的であることは、
自分の好き勝手に振る舞うことではありません。
自分がどのような場所に立ち、誰とつながり、
どのような役割を預かっているのか。
それを理解したうえで、
「私はどうすべきか」を自ら考え、行動し、
その結果を引き受けること。
これが真の主体性です。
同じ「自分で決める」でも、
その視野が「私」だけなのか、
「私たち」まで見据えているのかで、
判断の軸は
大きく変わってくるのではないでしょうか。
心理学には「メタ認知」という言葉があります。
自分がいま何を考え、何を感じ、
なぜそのように判断しようとしているのかを、
一歩離れたところから眺めることをいいます。
腹が立ったときほど「相手が悪い」と思い、
面倒なときほど「やらなくてもよい理由」が
浮かんでくるのが人間です。
そんなとき、
「いま私は自分の都合だけで
物事を見ていないだろうか」
と自分を俯瞰してみる。

この一時停止ボタンが視野を
「私」から「私たち」へ引き戻してくれます。
残念ながら、
人は単に年齢を重ねただけで
大人になれるわけではありません。
自分の感情や欲求を持ちつつも、
それに振り回されず、
目の前の人を慮り、
周囲への影響まで考慮して行動できること。
人生の主語を少しずつ
「私たち」へ育てていくことが、
人としての成熟と言えるのではないでしょうか。
さて、今日のあなたの判断の主語は
「私」でしょうか、
それとも「私たち」でしょうか。
私自身もご縁の交点に立つ一人として、
人生の主語に「私たち」を据えつつ、
その中で「いま・ここ・わたし」にできる役割を
精一杯に果たしていこうと考えていますが、
みなさんいかがでしょうか。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
二度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!
To be continued…