社長通信(Never Ending Story) vol.154

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~育てる人は育てられる~

若い頃の私は、
成長とは「できることを増やすこと」
「知識を増やすこと」「難しい資格を取ること」
だと考えていました。
知らなかったことを学び、
できなかった仕事ができるようになり、
より難しい仕事に挑戦する。
昨年までの自分を超えていくことが、
そのまま成長の実感につながっていたように思います。

知識や技術を身につける努力は
何歳になっても必要です。
しかし、ある程度まで進むと
自分の能力を高めるだけでは、
成長が頭打ちになる時期が訪れるように感じています。
なぜでしょうか?

それは、役割が上がれば上がるほど
「自分一人がどれだけ仕事をできるか」ではなく、
「自分以外の人にどれだけ力を発揮してもらえるか」
が大切になってくるからです。

例えば人に仕事を教えようとすると、
自分がいかに感覚だけでやって来たか
に気づかされます。
「なぜそうするのか」
「何を基準に判断しているのか」と尋ねられた時、
うまく言葉にできなければ
本当に理解しているとはいえません。

人に教えることは、
自分の知識や経験をあらためて言語化し、
整理し、理解し直すことでもあるということです。

また、
「人を育てること=正しい答えを与えること」
ではありません。

自分でやった方が早いと思う時にも任せる。
すぐに口を出さず、相手が考える時間を与える。
失敗した時には指摘するだけではなく、
そこから何を学べるかを考えさせる。
さらに自分とは違うやり方を認め、
その人なりの強みを見つけることも必要です。

つまり、人を育てるとは
自分のコピーを量産することではありません。

会社を森に例えるなら、すべての植物を
同じ種類や同じ形にすることではありません。

それぞれが持つ個性を生かし、
その人らしく枝葉を広げていける環境を
整えることです。

植物を上から引っ張っても
早く成長することはありません。
土を耕し、水や光を届け、
時には風雨から守りながら、
自ら伸びていく力を信じて
待つことが大切ではないでしょうか。

ここで面白いのは、その過程で育つのは
相手だけではないという事実です。
人を育てる過程で自分自身への理解も深まります。

また、見守ることで忍耐を学び、
信じることで自分の器が広がっていく。
つまり、人を育てることによって、
自分も成長させてもらえるということです。

私自身も従業員のみなさんと本気で関わる中で、
社長として、またそれ以上に一人の人間として、
ここまで育てていただいたのだと感謝しています。

人はある段階から先は、
誰かの成長に関わることでしか
自分を成長させることはできません。
役職の有無や年齢にかかわらず、
自分が学んできたことを
誰かに手渡すことはできます。
知識を教えること、
仕事のコツを伝えること、
挑戦する人を応援すること、
困っている人に声をかけること。

さて、いまのあなたは
誰に何を与えているでしょうか。
そして私自身も、
一人ひとりがその人らしく輝ける会社を目指しつつ、
みなさんとともに
一層の成長を遂げていきたいと思いますが、
いかがでしょうか。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
二度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。

すべては、私たちの明日の咲顔のために!

To be continued…