社長通信(Never Ending Story) vol.106

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~目的を持って、焦らず、繰り返す~
ハンマー投げでアジア人初の
オリンピック金メダリストとなった室伏広治さん。
その広治さんの父親であり、
優れた指導者でもあるのが
「アジアの鉄人」こと室伏重信さんです。
今日は重信さんが提唱する
トレーニングの3原則を、
著書『野性のスポーツ哲学
「ネアンデルタール人」はこう考える』から、
一部を抜粋・編集してご紹介してみましょう。
1. 意識性の原則:目的を意識し、思考を止めない
「ただこなす」トレーニングと、
「目的を持って考えながら行う」トレーニングでは、
成果に大きな差が生まれます。
目的に基づいて具体的な目標を設定し、
その達成に向けて意識的に行動することで、
トレーニングの効率と成果を高めることができます。
大切なのは、
なんとなくやっている時間を減らすこと。
常に考えることが、
時間の密度を高め、成長を加速させます。
また、試行錯誤の中で味わう失敗や成功は、
経験という財産としてずっと残ります。
経験から学び改善を繰り返すことで
成功の確率はグッと高まります。
2. 漸進性の原則:焦らず地道に、コツコツと
「早く成果を出したい」
「遅れを取り戻したい」
という気持ちは、焦りをもたらします。
しかし、「急いては事を仕損ずる」
「急がば回れ」の諺にある通り無理は禁物です。
最初から完璧を求めず徐々に
ステップアップしていくことで、
着実に成長できます。
例えば資格取得を目指す際なら、
無茶なスケジュールを立てず、
日々の積み重ねを大切にすること。
体調不良からの復帰も、
焦らず徐々に進めましょう。
3. 反復性の原則:意識的な反復で、
スキルを定着させる
「反復」は、単なる繰り返しではありません。
それは、心身に適切な刺激を与え、
成長を促すための重要なプロセスです。
業務で必要なスキルや知識を習得する際も同じで、
何度も何度も繰り返すこと。
「習うより慣れろ」とも言いますね。
例えば自己開示や会社案内を体得するには、
ロープレなどの反復練習が効果的です。
課題や改善点を意識しながら
何度も何度も反復練習すれば、
体で覚えることができます。
「意識性」「漸進性」「反復性」の3つは、
私たちの仕事にも通じるものがあります。
自己流ではなく、
うまくいっている人から素直に学ぶこと。
そうすれば確実に
打率は高まっていくと思いますが、
いかがでしょうか。
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
To be continued…