社長通信 vol.4

みなさん、こんにちは！
本日も【社長通信】をお届け♪

ここにしかない時間を、
お楽しみください…

先日PHP研究所から本を出版しました。
従業員の皆さんはじめ、
ご縁を頂いた多くの方のお陰様で
このような機会に恵まれました。
改めて感謝します。

今日は出版の経緯についてお話ししてみます。
きっかけは2021年の師走、
PHP研究所の担当者から
「単独で本を書きませんか？」と
声を掛けて頂きました。
あまり触れてきませんでしたが
2年前に共著で
『志の経営』(PHP研究所)を出版していました。
1冊目の内容が印象的だったから
声をかけてくれたそうです。

話は学生時代に遡ります。
当時私が通っていた大学の多くの授業では、
自分が執筆した本をテキストに指定する先生が
たくさんいらっしゃいました。
どれも1冊5,000円前後と大層ご立派な値段でした。
教材費だけでも半年ごとに5万円近くかかります。
「授業料は別で払っているのに、
自分の本をテキストに指定して
学生に買わせるなんて、
さすが商学部の先生は考えることが違うなあ！」
また授業中も
「大したこと書いてないのに
なんでお前が先生やねん」
「教科書読んでるだけやんけ」
「経営したことないくせによく言うわ」
と不満タラタラ。
結局、自主卒業することになりますが、
退学時に心に決めたことが2つあります。
1つは大学の教壇に立つこと。
もう1つは経営に関する本を出版すること。
理由はどちらも
当時の大学制度と先生方に対する反抗心です。

実は以前にも、
単独出版のチャンスがありました。
2020年の1月のことです。
出版社と著者まで決まり、
あとはGOを出すだけの状態でした。
ライターは
『NO.1トヨタのおもてなし
レクサス星が丘の奇跡』(PHP研究所)で
ベストセラー作家となった志賀内泰弘先生です。
フレッシャーズの皆さんは
『ギブアンドギブの法則』の著者と言えば
わかるでしょうか。
2019年の年末に高知県で行われた研修会に
出席したことがありました。
飛行機の時間の都合で遅れて会場に入り、
唯一空いていた席の隣に座っていたのが
志賀内先生でした。
たまたま同じ名古屋からの参加、
しかも同じスタバ好き(特に名城公園店)
ということで意気投合、
後日名城公園のスタバでお茶をすることに。
2時間ほどでしょうか。
いろいろ話していたところ
「あなたを主人公にして本を書いてみたい。
ごま書房の社長なら私から直接話を付けられます。
どうですか？」
とまさかの展開に。
その場で出版社の社長に電話して
OKを取ってくれました。
ただ自費出版でお金の掛がかることでもあり、
持ち帰って専務と相談することに。
すると、
「なんの実績もないのに時期尚早だ」
「コロナでこの先の世界経済が
どうなるか分からない」
等など、
いろいろ理由を付けて大反対され、
千載一遇のチャンスを泣く泣く
お断りしたことがあります。
先生も大変ガッカリされていました。
（その後、先生は小説の映画化など
売れっ子になってしまったので
どうなるかわかりませんが、
いつかまたお声掛けいただけるように
頑張ろうと決めています。）
このように大いに悔やんだ過去があったから、
今回は「ぜひ」と即答できました。
次の目標は
プロスポーツチームのスポンサーになることと、
本社を地元民なら誰もが知る
ランドマークタワーに移転すること、
新規事業開発、そしてHD化です。

昔に比べれば
いろんなことが簡単に叶う時代になりました。
でも、ちょっと待ってください。
簡単に叶う夢に価値はあるのでしょうか？
少し上手くいかないだけで、
すぐに言い訳したり、
諦めたり、
向いてないと決めつけたり、
逃げたり、
他人のせいにしたり…。
昔に比べてそんな人が増えたように感じます。
「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分」
といいます。
人生自分次第。
問題はどこまで本気になれるかではないでしょうか。
人生を懸けるに値するくらいの
本気の夢を見つけられた人は、
それだけで既に幸せかもしれません。
いつか二十代の頃の自分が
ベソかきながら夢に出てきたら
「自分を信じてやり抜け。
未来はそんなに悪くないぜ」
って言ってやろうと思っていますが、
きっとシャイなんでしょう。
まったく出てきてくれません笑。
どうか皆さんの夢も叶いますように。

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せでありますように。

To be continued…