社長通信(Never Ending Story) vol.70

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~背中を示す~

今日の朝、
目を覚ました時の自分を思い返してみましょう。
いまあなたは、
自宅の布団の中でパチっと目を覚ましました。
例えばそのままの格好で、着替えもせず、
また顔も洗わず、着の身着のまま
会社に出勤できる方はいるでしょうか?
恐らくいませんよね。
「恥ずかしい」「相手に失礼」など、
いろいろと問題を感じるはずです。

逆に、「今日は自宅でゆっくりと過ごそう」
と決めている休日に、
家でスーツを着て過ごす人もいないでしょう。
身だしなみは「その場にふさわしいか」
「相手の目にどう映るか」といった
客観的な状況に合わせて整えるものだからです。

人は自らの言動を
意識的に客観視できる唯一の存在といえます。
ただし、
その意識レベルには発達段階があります。

例えば、幼稚園児などの小さな子どもは、
まだ自己客観視能力が十分に発達していません。
おもちゃ売り場で
欲しいものを買ってもらえなかった時に
地面に寝転がって駄々をこねる子供は、
それが「恥ずかしい行為である」
という自己認識をまだ持っていません。
やがて年令を重ねて
「恥ずかしい」「みっともない」
といった感覚が発達してくると、
(一部を除いた)大半の大人は
自身の言動を弁えるようになります。

7つの習慣で勉強している
「一時停止ボタン」も同じ話です。
自分を客観的に見ることができると、
自身の言動を弁えることができるようになります。
結果として、周囲の人たちと調和しながら、
より良好な人間関係の中で、
より豊かな人生を
生きることができるようになります。

家庭なら親、会社なら先輩など、
人はそれぞれ役割を担いながら生きています。
自覚の有無を問わず、
社会という大きな文脈の中で生きている
(生かされている)のが私たち人間です。
では、その全体像の中で、
親なら親として、先輩なら先輩として、
客観的に望ましい振る舞い方やあり方を
示すことができているでしょうか?

子は親の鏡という言葉がありますが、
それは会社も同じです。
後輩は先輩の鏡であり、
従業員は社長の鏡です。
意識の有無を問わず、
あなたの言動は周囲に対して
何らかの影響を与えています。

例えばあなた自身の言動や振る舞いは、
周囲に対してどのような影響を
与えているでしょうか?
望ましい姿を示せているでしょうか?
慌ただしく過ぎゆく日々のなか、
時には立ち止まって1人の親、
あるいは人生の先輩として、
自分自身の言動や振る舞いを
見つめ直すことも大切だと思いますが、
みなさんいかがでしょうか?
それぞれいろいろな文脈の中で行きています。
先輩、親、上司どんな後ろ姿を示したいですか?

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を見据えていますか?

To be continued…