社長通信(Never Ending Story) vol.151

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~ハンカチ持った? ~

この5月から6月にかけて、
世間は修学旅行シーズンだったようです。
みなさんの中にも、
お子さまが修学旅行に行かれていた
ご家庭があるかも知れません。

私も小学生の頃は京都、中学時代は広島、
高校では大分、熊本、長崎へ行きました。
どの旅行もいまでは大切な想い出となっています。

そんな出発前夜に荷造りをしていると、
必ずと言っていいほど母から
「ハンカチ持った?」と聞かれたものです。
着替え、歯ブラシ、しおり、お小遣い、そしてハンカチ。
修学旅行に限らず、学校に行く時は
いつもハンカチを持たされていました。
しかし、正直に言えばそのハンカチは
一度も使われたことはありませんでした。
いつも持っていたけれど結局は使われなかった。
当時の私にとってハンカチはそんなものでした。

しかし、いま改めて振り返ってみると
その「ハンカチ持った?」という一言には、
単なる忘れ物チェック以上の
意味があったように感じます。
親は子どもが自分の目の届かない場所へ出かけていく時、
一緒についていくことはできません。
困った時にすぐ隣で助けてあげることもできません。

だから、せめて困らないように何かを持たせようとする。
使うかどうかは分からないし、
もしかすると一度も使わないかもしれない。
それでも持たせておく。
そんな気持ちが
「ちゃんとハンカチ持った?」という一言に
込められていたのではないかと思うのです。

良い仕事も
これと似たところがあるのではないでしょうか。
お客さまが後で困らないように、
少しくどいくらい丁寧に説明しておく。
次の担当者が迷わないように、
わかりやすく SFA に履歴を残しておく。
現場でパートナーズさんが困らないように、
経緯まで含めてキチンと情報を共有しておく。

どれも派手な成果には繋がらないし、
すぐには感謝されないかも知れません。
むしろ、相手に気づかれないまま
終わることも多いでしょう。

しかし、そうした小さな準備や気遣いが
誰かの安心を支えていることがあります。
何も起きなかった時には目立たないけれど、
何かあった時に「あってよかった」と思われるもの。
そう考えると、役に立つ場面が来ないことは
ある意味では幸せなことかもしれません。

私たちの使命は
単に目の前の現場を終わらせることではありません。
お引き渡し後、日々の暮らしの中で
お客さまがなにをお感じになるか?
次に関わる同僚やパートナーズさんが後で困らないか?
仕事が自分の手を離れたその先に
何を遺すことができるのか?
そこまで想像できてこそ人間の仕事ではないでしょうか。

何気ないひと手間を人知れずそっと添えておく。
そんな小さな積み重ねが安心や信頼につながっていきます。

「ちゃんとハンカチ持った?」という一言も、
今になって思えば
少し先の未来を想像する優しさの現れだったのでしょう。
私たちも日々の仕事の中で、
相手にそっとハンカチを持たせるような
思いやりを大切にしていきたいと思いますが、
みなさんいかがでしょうか。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
二度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。

すべては、私たちの明日の咲顔のために!

To be continued…