社長通信(Never Ending Story) vol.132

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~祈りの声をいちばんに聞いている人~

もういくつ寝るとお正月~♪ということで、
今年もこの社長通信が最終号となりました。
令和7年も残すところ10日を切りました。
皆さんにとってこの1年は
どんな年だったでしょうか。
成長の実感や達成感があった人もいれば、
思うようにいかなかったという人も
いるかもしれません。

さて、年が明けると
初詣に出かける人も多いと思います。
皆さんはお寺や神社で、
どんなお願いごとをしていますか?
「健康でありますように」
「仕事がうまくいきますように」
「家族が幸せでありますように」
という内容でしょうか。
恥ずかしながら子どものころの私といえば、
初詣は年に1度、
思いつくままの願いごとを
一方的に神さまにぶつける機会でした。
当然ながらそんな身勝手な願い事は
叶うはずもありません。
「結局神さまなんて何もしてくれないじゃないか」
と不満を抱えたまま鳥居をくぐるようになり、
いつしか神社から足は遠のいていきました。

年に1度祈るだけで叶う願いなら、
それは都合のいい話ですし、
その程度の願いだったとも
言えるのかもしれません。

ところが、ある程度の年齢になると、
私の中でお参りの意味が
少しずつ変わっていきました。
神社は自分勝手なお願いごとを
叩きつける場所ではなくなり、
何気ない日常への感謝を伝える場所へ。
また、誰かの幸せを願う場所へ。
そして、自分自身に誓いを立てる場所へ…
と少しずつ変化していきました。
やがて帰りの鳥居をくぐるころには、
心が澄んで晴れやかな気持ちに
なっている自分に気づきました。

神前で手を合わせ何かを願うとき、
その心の声をいちばん最初に、
いちばん近くで聴いているのは
いったい誰でしょうか。
それは神さまでもなく、
もちろん隣の人でもなく、
他でもない自分自身ではないでしょうか。
「こうありたい」と祈り、願う。
その言葉を自分の耳で聴くたびに、
それは自分自身の奥底に
広く深く染み込んでいきます。
やがて、それらは日々の判断や言葉、
行動の基準になっていくはずです。
願いとは、
誰かが一方的に叶えてくれるものではありません。
自分自身が「その願いにふさわしい自分」へと
成長していくから、
結果として叶っていくものなのかな…
と今は感じています。

人生には「節目」が必要です。
祈るとは、
未来の自分のために静かに方向を定めること。
1年の締めくくりに、
そして新しい年の始まりに、
皆さんは自分自身にどんな言葉を聴かせますか?
その「内なる声」こそが、
あなたの令和8年を
創り上げていくのだと確信していますが、
みなさんいかがでしょうか?

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。

すべては、私たちの明日の咲顔のために!

To be continued…