社長通信(Never Ending Story) vol.114

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~見えないものへの想像力を~
人は自分の頑張りには敏感で、
他人の頑張りには鈍感な生き物だと
言われています。
例えば自分が残業した日、
調整に奔走した案件、
無理を押して段取りした業務。
こうした努力は鮮明に記憶しています。
しかし、
他の誰かが陰で支えてくれている事実や、
当たり前のようになされている業務にまでは、
なかなか思いが至りません。
心理学ではこれを
「自己奉仕バイアス」と呼びます。
つまり、自分は「とても頑張って」いて、
他人は「たいして頑張っていない」と
決めつける心理です。
さらにここに「嫉妬」の感情が混ざると厄介です。
相手の支援や頑張りを素直に認められず、
「自分はこんなに大変なのに、
アイツはどうせラクをしているのだろう」と
決めつけてしまうことになります。
例えば営業職なら
「こんなに苦労して取った案件なのに、
事務は同じ熱量で対応してくれない」と感じ、
内勤職なら「いつもこちらの都合を無視して、
突発的に無茶な依頼ばかりしてくる」と
受け取る…といったイメージです。
私は歴史が好きでよく調べ物をするのですが、
国家の栄枯盛衰には一定の法則があるようです。
国が滅びる要因は、
「外敵の侵略というよりも、
むしろ内側の分裂からである」ということです。
人間の集団であるという点では、
国家も会社も同じです。
たとえ逆境にあっても、
組織が一枚岩になっていれば
困難に立ち向かうことができます。
逆に、内側から信頼が崩れ、
仲間内で争い、互いの足を引っ張り合う
といった悪循環に陥れば、
どんな会社もチームも
時間の問題で崩壊してしまうでしょう。
会社の中に敵は存在しません。
いるのは仲間だけです。
お互い人間同士です。
完全に理解し合えることは無いのかもしれません。
それでも、
目に見えない努力と協力に想像力を働かせ、
敬意と感謝をもって接することで、
信頼という絆を深めていくことはできます。
私たちがゴールドスタンダードを結束軸として、
目に見えない未来を共に切り拓いていくには、
社内はもちろん
チーム内の信頼の積み立てが不可欠です。
目に見える結果だけではなく、
そのプロセスの裏側にあったであろう
同僚の苦労や陰のサポートに
思いを馳せてみましょう。
そして、
ひとこと「いつもありがとう」と
伝えていきましょう。
感謝の言葉は共に歩むためのエネルギーです。
善循環も最初の一歩は自分から。
何気ない日々を支えてくれる仲間、
そして家族への敬意と感謝を胸に、
それぞれの立場から、
まずは「ありがとう」のひと言を
贈り合いませんか?
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!
To be continued…