社長通信(Never Ending Story) vol.113

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪
~会社は誰のものか~
先日、パナソニックHDが
希望退職を含む約1万人規模の
人員削減(リストラ)を進めるという
ニュースを耳にしました。
社長の弁では
「人員に余裕があると創意工夫が起きない」
とのこと。
調べてみると、
他にも黒字決算にも関わらず
人員削減を進める企業が相次いでいます。
この背景には
「利益が出ている今こそ、
若手を採るために
生産性が低く人件費の高い
ベテランを整理したい」
という思惑があるようです。
企業経営は「選択と集中」の連続です。
今を守るために未来を犠牲にはできないし、
未来を拓くには
今を変えていく必要があります。
しかし、そうした経営判断の裏で、
長年会社を支えてきた功労者たちが
お荷物扱いされてしまう。
合理化や時代の変化といった言葉で
片付けるべき問題ではありません。
さらには、
上場企業が背負う構造的な要因もあるでしょう。
株主や市場の期待に応えるには、
目に見える短期的な成果や、
即効性のある改革が求められます。
さらに、社長が比較的短期間
(プライム市場で約5年)で
交代していくことも多く
「在任中に目に見える成果を残さねば」
というプレッシャーが、
短期視点により拍車を掛けています。
もちろん、
大企業が背負う構造的な宿命も
理解できますが、
「人材育成」や「組織文化醸成」のような
時間のかかるものは
後回しにされやすいのです。
その点、
私たちのような中小企業には
強みがあります。
四半期決算などの目先の数字に
踊らされることなく、
本気で10年20年先を見据えた
「人づくり」や「価値観の共有」に
取り組めるからです。
派手な戦略も海外展開もありません。
ただ、定年の日まで見届ける覚悟で
採用活動に取り組むこと。
そして、一人ひとりの可能性を信じ、
時間をかけて共に成長していくこと。
これが私たちの桶庄の価値観です。
これから始動する
「モアリビング」のリブランディングも、
そんな未来へ向けた種まきです。
「わが家がもっと、好きになる」を
ブランドコンセプトに、
お客さまや自分の家族に
語りたくなるようなコンセプトブックの
作成を行います。
どこかに丸投げして
作ってもらえば早いかもしれんが、
そこに魂は宿りません。
胸に秘するものがある人たちと一緒になって、
時間を掛けて作り込んでいく予定です。
詳細は全体会議で改めて案内します。
会社とは、
そこに集う一人ひとりの
「想い」と「願い」が織り成すものです。
お互いが咲顔で
「出会えて良かったね」と
語り合える未来に向かって、
いま改めて心をひとつにしていきませんか?
今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。
すべては、私たちの明日の咲顔のために!
To be continued…