社長通信(Never Ending Story) vol.30

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
本日も【社長通信】をお届け♪

~いまこの瞬間、
目の前にあるものや人を大切にする~

みなさんは「マインドフルネス」という言葉を
聴いたことはありますか?
数年前にGoogleやYahooが
社員研修のプログラムとして
取り入れたことで話題になったので
知っている人もいるかもしれません。
mindは「こころ」とか「精神」
という意味ですね。
一方でfulnessは「満ちたりた」
という意味です。
だからmindfulnessをそのまま訳すと
「こころを満たす」
というような意味になります。

マインドフルネスの意味を調べてみると
「評価せず、また捕らわれることもなく、
ただただいまこの瞬間に意識を向けること」
といった定義らしきものが見つかるでしょう。
曹洞宗の座禅にルーツがあるそうで、
そこから仏教色を排除したものが
アメリカを中心に広まり
徐々に一般化していったようです。
さまざまな科学的研究によって、
マインドフルネスはストレスコントロールや
不安感の低減、睡眠の改善などに
効果があるとされています。

マインドフルネスが
注目されるようになった背景には
情報過多があるのではないでしょうか。
現代に生きる私たちは、
好むと好まざるとに関わらず、
常に情報の波にさらされています。
身近なところでは雨雲が近づけば通知が来るし、
メジャーリーグの今日の試合結果の速報に、
北陸地方の地震の報道、
イギリス王室の戴冠式の話題
といったニュースから、
友だちがSNSに投稿すれば通知が来るし、
新規案件の割り振りについて
上司からもLINEが入ってきます。
薄着の季節がやってきたので
YouTubeのダイエット動画の
更新チェックも欠かせません。
いよいよ近づいてきた
バス旅行やバーベーキューの
準備状況を共有する通知も入ります。

だからでしょうか。
世の中を見渡せば、
みんなスマホを見ています。
信号待ちの隣の車も、電車の中も、
ファミレスや喫茶店でも同じです。
せっかく家族や友人と一緒にいても、
お互い意識は眼の前の相手ではなく、
画面の向こう側です。

お客様のお困り事をヒアリングしている
場面を想像してみましょう。
聴いている風にあいづちを打ちながらも
こころの中では
「フレーミングを掛けないと」
「これも確認しなきゃ」
「お昼ごはん何にしよう」
「次のアポまで時間がない」
「駐禁とられないかな」など…、
目の前の人を置き去りにして、
頭の中はお留守になっている。
こころは常に揺れ動きます。
まるでお盆の上にのせた卵のようなものです。
右へコロコロ、左へコロコロ、
つねに振れ動いて定まることがありません。
こうして考えると、
ほんとうの意味で人の話を聴く
ということだけ取りあげてみても、
それはとても難しいことではないでしょうか。

マインドフルネスは、
いまこの瞬間に意識を向けます。
元となった座禅なら、
自分の呼吸にだけ意識を向ける。
息を吸いながら鼻の穴を通る空気の流れや音、
お腹が膨らんでいく感覚に意識を集中します。
息を吐くときも同じです。
いまこの瞬間の感覚に全神経を集中することで、
頭の中をクリアにするということでしょう。
ラーメンを食べる時なら、
ラーメンの見た目、味や香り、温度、
食感、喉ごしに集中する。
楽器の演奏なら、
いまこの瞬間の指先の感触やリズム、
強弱や音程に全神経を注ぐ。
気がついたらいつしか時間を忘れて
夢中になっていた…
そんな感覚に近いのかもしれません。

マインドフルネスとは
少し違うかもしれませんが、
その延長としていま眼の前にいる人や
目の前にあるものを大切にしましょう。
人はいま目の前にあるものには意識が向かず、
いま眼に前にないものに目が行きがちです。
いま眼の前にあるものも、
最初は同じような思いで手にした
大切なものだったのではないでしょうか。
自分の車に乗りながら
「あの人の車の方がよかった」
とか思っているなら、
それはもったいないことかもしれません。
眼の前のものなおざりにして、
過去を悔いたり、
また未来を恐れたりすることも、
きっと同じです。
いま目の前にあるものを大切にしましょう。
人についても同じ。
人生に於いて自分の意志でどうにかできるのは
今この瞬間だけです。

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。

To be continued…