社長通信(Never Ending Story) vol.144

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~信頼という名の浮力~

最近、『荀子』という中国古典を読みました。
「人の本質は善である」とする
性善説で知られるのが孟子、
「人の本質は悪である」とする
性悪説で知られるのが荀子です。
昔から私は「性悪説」という言葉に
あまり良い印象を持てず、
これまで『荀子』を避けてきました。
ただ、令和8年は勉強する年にしようと決めています。
そこで普段なら読まない本を
あえて手に取ってみたところ、
とても良い学びがありました。

荀子は性悪説を唱えながらも、
人間の可能性そのものを見放してはいませんでした。
さて、その『荀子』の中に、
「為政者は舟であり、人民は水である」
というたとえ話が出てきます。
舟は水がなければ進むことができません。
水が舟を浮かべてくれるからこそ、
目的地へ向かうことができます。
会社で言えば、
現場で汗をかいてくれるみなさんの力が水となって、
桶庄という舟を支えてくれているということです。

しかし、この話には続きがあります。
「水は舟を載せるが、同時に舟を覆すこともある」
というものです。
穏やかな水は舟を運んでくれる最高の存在ですが、
ひとたび荒れればどんな立派な舟でも
沈んでしまいます。
荀子が伝えたかったのは、
リーダーはいつも
自分を支えてくれている存在に感謝し、
大切にしなければならないということだと思います。

実際に舟を浮かべているのは、
水そのものではなく、
水と舟の間に生まれる浮力です。
会社に置き換えれば、
その浮力こそが信頼ではないでしょうか。
前社長が脳卒中で経営の第一線を離れ、
私がこの会社の舵を預かるようになってから、
早いもので今期が10期目です。
いまも毎週のように机に向かい、
みなさんにメッセージを発信し続けているのは、
船長である私が学ぶことをやめ慢心した瞬間に、
この舟が沈み始めることを
誰よりも知っているからです。

最近も「モアリビング」のリブランディングや、
お客さまとダイレクトに繋がれる SNS の活用など、
会社はさまざまな挑戦を続けています。
年間で延400時間以上を
掛けて行われる人事考課会議も、
毎年のように行われる
考課シートの微調整も、
すべてはこの桶庄という舟を預かる者として、
舵取りを誤ればみんなを
危険にさらしてしまうという
自覚の現れに他なりません。
私もまた船長として舵を取りながら、
みなさんの力がより発揮される
流れをつくるために精進していきます。
みんなで力を合わせて、
信頼という浮力を育てていきましょう。

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたは誰の咲顔を描いていますか。
明日のために今日、幸せの種を蒔こう。

すべては、私たちの明日の咲顔のために!

To be continued…