社長通信(Never Ending Story) vol.88

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
今週も【社長通信】をお届け♪

~どんな会社にしたいですか?~

就活生と話していると
「桶庄を将来どんな会社にしたいですか?」という
質問を受けることがあります。
ビジョンとしての森林経営の話は
会社説明会でしていますが、
あまり上手く伝わっていないのかもしれません。

ひとつには、
敢えて具体的な話は
しないようにしているからでしょう。
もしかしたら学生たちは
「M&Aと多角化を進めて
グループ全体で100億円企業を目指す…」とか、
「持続可能な社会を推進するために
再生可能エネルギーを…」といった、
わかりやすい話を期待しているのかもしれません。
しかし、私が目指している将来像は、
そういった類のものではありません。
私にとって理想の会社とは、
「どんな業界でも、
どんな仕事でもやっていけるような、
心と心で繋がった人財に恵まれた会社」です。

そもそも桶庄は、
昔はどの町にでもあったような
桶職人の個人商店が起源です。
当時は桶やタライは身近な日用品でした。
やがて時代の変化とともに
ガス機器を扱うようになり、
水回り全般を扱うようになり、
住宅全般を扱うようになり、
今では不動産まで扱うようになりました。
きっと150年前の先人たちは、
いまの桶庄の姿を想像できなかったことでしょう。
ということは、150年後の姿もまた、
いまの私たちには
想像できないものになっているはずです。

いま桶を作っていないように、
150年後は住宅に関する事業は
していないかもしれません。
もしかしたら、
バス旅行が発展して
旅行会社になっているかもしれないし、
人の採用や研修をサポートする
コンサルティング会社になっているかもしれないし、
はたまた今はまだ存在しない
業界・業態にチャレンジしているかもしれません。

みなさんも御存知の通り、
AIやロボットの発展は著しいものがあります。
いま人がやっている仕事の中には、
自動化されていくものも少くないでしょう。
しかし、未来がどのようなものであれ、
変わらないことがあります。
それは、お客様が人間であるということです。
お客さまが人間である限り、
私たち人間の仕事も
なくなることはないと私は考えています。

日々のお客さまアンケートからも分かる通り、
相手に共感すること。
寄り添うこと。
思いやること。
科学や技術がどれだけ発達しても
「あなたと出会えてよかった」と
言っていただける仕事は人間にしかできません。

この先、
私たち桶庄がどんな業界で
どんな仕事をするにせよ、
AIやロボットには持ち得ない「人間性」が
ますます大切になってくると私は思いますが、
みなさんいかがでしょうか?

今週も当たり前のことに感謝しながら、
末広がりの明るい未来を見据えて、
2度とない「いま・ここ・わたし」を
大切に生きましょう。
この1週間の先に、
あなたはどんな未来を描いていますか?
明日のために、今日、幸せの種を蒔こう。

To be continued…