社長通信(Never Ending Story) vol.38

  • 社長通信

みなさん、こんにちは!
本日も【社長通信】をお届け♪

~人間は考える葦である~

人が輝く瞬間とは、どんな時でしょうか?
その人らしさや長所、
そして持ち味が発揮され、
それで他の誰かの役に立てたり、
喜んでもらえたり…
そんな時に人は輝くのだと思います。
逆に、
個性や特徴を無視したような扱いを受けると、
人は輝きを失ってしまうのではないでしょうか。

武道や伝統芸能の世界には、
「守破離」という言葉があります。
上達するには、
まず基本を徹底的に「守る」ところが始まりです。
やがて修練を重ねて基本に習熟すると、
自分に合ったより良い型を
模索して基本を「破る」ようになります。
さらに修行が進むと、
基本から「離れ」て自在の境地に至る…
という意味です。

これは仕事も同じで、
何ごとも順番があります。
あなたが特別な才能を与えられた天才なら、
最初から自己流でやればいいと思います。
しかし、そうでないなら、
基本を大切にしながら
徐々に自分流を見つけていくことを
おすすめします。

さて、仕事の醍醐味は「破」と「離」にあります。
これは自分のオリジナリティや
「らしさ」を出して行ける段階です。
逆に「守」はあまりおもしろくないかも知れません。
それは自分で考えたり、
創意工夫したりする余地が少ないからです。
人は、自分の頭で考えて行動できるから
「人」なわけで、
仕事や趣味のやりがいも
そこから生まれるはずです。
単に言われたことを言われた通りにやるだけなら、
ロボットと変わりませんし、
そこにやりがいはありません。
楽しいはずの趣味でも、
考える余地を奪われたらきっと楽しくありません。

釣りに例えてみましょう。
場所や時間、
餌や竿なんかを自分で考えて釣るから
魚釣りは楽しいはずです。
時間も場所も、
餌も竿も…
すべて決められていて
「俺の言われた通りにやれ!」では、
楽しいはずの趣味も単なる作業になり、
きっと楽しくないでしょう。

仕事も同じです。
本質的に自分で創意工夫できるなら、
楽しいはずです。
もし「破」や「離」にたどり着く前の
「守」だけしか見えていないのに
「仕事なんてちっとも楽しくない」と
見切りをつける人がいるとしたら残念です。
言われたことを
言われた通りにやるだけの仕事なんて、
楽しいはずがありません。

しかし、
地道な基本の積み重ね「守」があってはじめて、
その人らしさや持ち味、
オリジナリティを発揮できる
創意工夫(破・離)の段階に
至ることができると思いますが、
いかがでしょうか?

今週も幸せの種を蒔きましょう。
私たちの周りにいてくれる大切な人が
幸せであり続けますように。

To be continued…